2013年 02月 16日
手間 暇をかける職人 |
すべてが効率化の時代、手間暇をかけてものを作るという事が少なくなってきた。
藩境の施設の屋根は、この地区の古い建物に多く見られる唐鎌草という軒瓦を使用した。
今日ではあまり使われなくなった瓦
この瓦は1枚1枚高さと接合部を切り合わせなくてはいけない。
電動工具の無かった昔の人がどうやって合わせていたのか判らない。
今日ほど正確に葺せては無かったのかもしれないが、それなりの熟練を要した事だろう。
この瓦を見た人が、どれだけ熟練の技なのか判らないかもしれないが、職人というものは自分の誇りをかけて黙々と作業を行う。
そんな手間ひまかけた技の集大成になれば良いと思っているが、役所の競争入札の中でこんな仕事をしていても合うわけがなく、どこかに無理がくる事になる。
「労多くして、報い少なし」
職人集団としては辛い時代だ。
藩境の施設の屋根は、この地区の古い建物に多く見られる唐鎌草という軒瓦を使用した。
今日ではあまり使われなくなった瓦
この瓦は1枚1枚高さと接合部を切り合わせなくてはいけない。
電動工具の無かった昔の人がどうやって合わせていたのか判らない。
今日ほど正確に葺せては無かったのかもしれないが、それなりの熟練を要した事だろう。
この瓦を見た人が、どれだけ熟練の技なのか判らないかもしれないが、職人というものは自分の誇りをかけて黙々と作業を行う。
そんな手間ひまかけた技の集大成になれば良いと思っているが、役所の競争入札の中でこんな仕事をしていても合うわけがなく、どこかに無理がくる事になる。
「労多くして、報い少なし」
職人集団としては辛い時代だ。
by smatsubayashi
| 2013-02-16 22:19
| 仕事